不動産売却を行ったからといって、その売却によって得られる代金が全て売主に入るわけではありません。というのも、不動産売却の際にはそれに伴う様々な諸経費が発生するからです。
この諸経費を大きく分ければ、税金に関するもの、手数料に関するもの、登記に関するものの三つに分類できます。
つまり、実際に売主が得る売却益とは、売却代金からこれらの諸経費を差し引いたものになるわけです。
<不動産売却関連の税金・手数料>
税金に関するものとしては、印紙税、所得税に住民税、固定資産税、登録免許税など。
手数料に関するものとしては、不動産業者への仲介手数料、住宅ローン関連で銀行に支払う手数料である繰り上げ返済手数料、ローン完済手数料など。
登記に関するものとしては、抵当権抹消登記費用、保存登記費用、住所変更登記費用、そして司法書士への報酬など。
<税金以外にかかる必要経費>
税金や手数料には、建物の状態にもよりますが、解体や測量にかかる経費、ハウスクリーニング代、リフォーム代、引越し代などがあります。こうした諸経費は、不動産売却する場合のパターンの違いによって一律ではありませんが、概ねこうした諸経費がかかることになります。
企業ではなく個人による住宅の不動産売却である場合には、現在住んでいる家を売却する場合が普通ですから、住宅ローン関連で銀行に支払う手数料、例えば、売却代金によって住宅ローンの繰上げ返済をしたり、ローンを完済するような場合には、その手数料が必要になるわけです。
<ひとことアドバイス>
不動産投資を随分やっているもので、かなり後輩たちにアドバイスする機会も増えました。結構、今の若い子たちも将来色々と考えてるようで不動産投資に興味がある子も多いのです。
私の経験や体験談なんかを話すこともあるのですが、必須で進めているのがノムコム・プロです。もちろん不動産投資の情報やコラムなんかも読むととてもためになるのでお勧めですが、こちらはとにかく掲載の物件数が多いのが特徴です。やはり不動産投資となると、物件を多く見ておくというのは財産になります。
もちろん、結局は投資をしなくては何も得られないのですが、やはり初めての人には不動産投資情報に特化したプロの会社の出している情報を参考にするところから入っていくことをお勧めしています。
そして見積もりの際には色々とやるべきポイントがあります。当たり前のことですが、見積もり前にはきちんと手入れを行き届かせておきましょう。もう一つは、その物件価値を多角的に引き出すことが必要です。地元に根差した不動産会社、しかも信頼できるところに任せるのがベストと言えるでしょう。